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子供靴にハッチバック?

:2003.09.24--生活

 子供が初めて歩いた。親にとっては感動的な瞬間である。が、実際の子育てではその感動に長く浸っている余裕はない。いったん子供が歩きはじめると、親の負担は倍増する。子供はすぐどこかに行ってしまうし、よく転ぶ。おまけに靴を履かせるのがまた大変。靴に足をちゃんと入れることがなかなかできなくて、ぐずぐずしているうちにバスが行っちゃったーー。そんな経験を持つ親が「なるほど!」と思わず膝を打つ子供靴が誕生した。かかと部分から割れて履かせやすい「ハッチバックス・フットウエア(Hatchbacks Footwear)」である。

 ハッチバックスは、足のアーチ部分にヒンジが付いていて、「足先部分」と「かかと部分」とに靴がぱっくり割れる。子供に靴を履かせるときには、割った状態で足先を入れ、次いでかかと部分を閉める。「足先」と「かかと」は、ベルクロテープでぴったりと止められる。子供に靴を履かせるという面倒な作業が、楽に短時間で完了できる工夫が凝らされた子供靴だ。

 ハッチバックスを考案したのは、ディビッド・ガスパロウ゛イックという男性だ。彼は、ナイキなどの靴メーカーで子供用製品の開発者として20年以上働いてきたキャリアあるシューズ業界人。ところが、彼がハッチバックスを考え付いたのは、そのキャリアの集大成ムムではなく、自身の子育てがきっかけだった。3人の子供の父親であるディビッドは、子供に靴を履かせるのがどんなにフラストレーションがたまる作業であるかを身をもって理解していた。

 子供に靴を履かせにくい理由はいくつもある。子供の足は大人の足のように骨張っておらず、脂肪がたくさんついている。また、足の指が甲側に反り返りがちだ。親が子供に靴を履かせるときは子供の正面に座り込むというシチュエーションが多いが、太って反り返った足を形の決まった小さな入れ物の中に反対側から入れようしているのだ。手間がかかって当然だ。そんなことを考えながら生活していたときに、ハッチバック車のように2つに割れる子供靴のコンセプトを、彼は思い付いた。

 ハッチバックスは、現在のところ全米のJCペニー、独立系の子供靴ショップとハッチバックス・フットウエア社のウェブサイトで販売されている。サイズは3−8(日本サイズ11〜15cm、ハーフサイズあり)で商品は8種類。現在のところアメリカ国内販売のみ。価格は約30ドル。

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Hatchbacks® Footwear -Children's Shoes:
( http://www.hatchbacksfootwear.com )

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ちまきっくFACTS
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 家の中で靴を脱ぐ文化の日本では、子供に靴を履かせるときの苦労は多分アメリカの何倍にもなるでしょう。ただでさえ忙しいのに、うまく子供に靴を履かせられずイライラする親の姿を思い浮かべながら執筆しました。ディビッドは今、日本でのハッチバックスの販売先を探しているところだそうです。なるほど!と関心させられるこのシューズ、近いうちに日本でも販売されるといいですね。
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ハッチバックスの履かせ方

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こんなふうに履かせる。なるほど!
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